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執筆者の写真久留米大学医学部眼科学教室

第6回あざれあ病診連携研究会 (8/18:Web開催)のご報告

8月18日に第6 回あざれあ病診連携研究会をWeb開催しました。

まず、佐々木研輔外来医長より久留米大学眼科の各専門外来と診療受付の詳細についてご説明しました。 次に、坂井貴三彦病棟医長より当院での入院治療についてご案内しました。

続いて久留米大学眼科同門の福岡市新井眼科医院の新井三樹先生より「網膜裂孔シーリングの研究、久留米大学眼科での研究とその後」のタイトルでご講演をいただきました。

新井先生が米国ハーバード大学に留学後に久留米大学眼科で在局中にされたハイドロジェルを用いた網膜裂孔の閉鎖についてのご研究、ロービジョン機器の開発や産学連携について興味深いお話しを頂きました。学会での多くの方々との交流や研究の苦労話、大学時代の研究活動が診療にも役立つ事を示されました。先生は現在も継続してご研究を続行されており、

充実した毎日を送られている事がよくわかるご講演でした。

続いて特別講演では、長崎大学眼科教授の北岡隆先生より「硝子体手術における観察系の歴史と進化」のタイトルでご講演頂きました。

北岡先生はまず現在では当たり前である眼科顕微鏡手術の歴史について詳細にご紹介されました。その上で顕微鏡の基本構造と進化、硝子体手術の進歩など大変わかりやすく述べられました。

さらに3Dモニターを用いたDigital assisted Vitrectomyに言及され、ヘッズアップ手術が可能で被写界深度が深く年配の術者にも有用であり、今後益々有用になっていくであろうことを示されました。

今回も大変有意義な研究会となりました。新井先生、北岡先生、貴重なご講演、本当にありがとうございました。ポストコロナ時代が本格的になりつつあります。久留米大学眼科も引き続き積極的に地域連携はもちろん、先輩方とも連携しながらよりよい地域医療のあり方を探求していきたいと思います!








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