12/4に網膜疾患研究会を行いました。コロナの第三波のため、今回もWeb開催としました。
今回は九州大学眼科の友清由紀先生と、近畿大学眼科の日下俊次先生に御講演頂きました。
まず友清先生には「さらなる眼科外来患者サービス向上をめざして」のタイトルで、御講演いただきました。「大学病院は待たせて当たり前」という古い考えを完全に払拭し、病診連携の推進による適正な外来患者数の維持、予約時間枠の徹底による待ち時間の短縮、患者様やスタッフの動線の配慮、安全かつ迅速な硝子体注射の工夫など患者サービス向上の取り組みについてお話し頂きました。
大変興味深いお話しの数々でした。Webでの質疑応答にも随分慣れ、御講演後の質疑応答も大変盛り上がりました。
続いて日下先生には、「難治性網膜硝子体疾患への挑戦」のタイトルで御講演頂きました。
まず近畿大学のご紹介を頂いた後、教室で行われている両眼同時白内障手術についてお話し頂きました。その後、巨大黄斑円孔網膜剥離に対する自家網膜移植術、未熟児網膜症や家族性滲出性硝子体網膜症(FEVR)などの難治性網膜硝子体疾患の最新治療について豊富な自験例を交えてご紹介頂きました。特に小児網膜硝子体疾患の現在の最先端医療に触れることができ、大変勉強になりました。
今回もコロナを全く気にすることなく大変有意義な時間を過ごすことができました。
友清先生、日下先生、大変お忙しい所、貴重な御講演を頂き、ありがとうございました。
今日のお話しを早速明日からの臨床に採り入れて、引き続き「One Team」で福岡県南の眼科医療レベルの向上に取り組んでいきたいと思います!
Comments